足の癬に間違えやすい皮膚の病変には以下のような変化が考えられます。
●生理的な変化:高齢になると足の皮膚は厚く硬くなりひび割れたり白くむけたりすることもあり、特に糖尿病を持つ場合などで強く出やすいといわれます。軽症の角化型足白癬と間違いやすいといわれています。
●タコやマメ:特に足白癬のある高齢者にタコやマメはできやすいといわれており、カセイカリ鏡検法での確認が必要となります。
●細菌の繁殖:足の指の間が湿ったままだと足の白癬に似た病変が細菌の繁殖で起こってきます。最近の多くは皮膚表面や粘膜の常在菌や腸内細菌で紅色陰癬(エリトラスマ)やピッテッド・ケラトリシスなどの細菌も知られています。
趾間型足白癬自体が湿気の多い足の条件下に白癬菌と他の微生物が共同で作る複合病変と考えられます。
●白癬菌以外のカビ(カンジダなど)の感染
●汗疱:足の指の間にはできにくいが汗かきの人は注意
●掌蹠膿疱症:中年〜老年にかけて多く見られ足の裏の土踏まずを中心に左右対称にできることが多い。
●その他、多形滲出性紅斑、環状紅斑、梅毒、ボーエン病などが足白癬に似た病変を起こすことがあります。